【 SEOをやさしく解説! 】

第22回 「ランディングページ」って何?どうやって使うの?

    【目次】
  1. 【Step1】ランディングページって何だろう??どう活用するの?

【Step1】ランディングページって何だろう??どう活用するの?

はい。今日も、皆様の質問から、参りましょう!

「ランディングページってなんですか?」

「ランディング」といえば、飛行機の着陸で聞いたことがあるかもしれませんが、そう! あの「ランディング」でございます。

つまり、ユーザーが「最初に降り立つページ」のこと。

検索から到着する場合だと、商品の詳細ページであったり、会社概要であったり・・・。

トップページではなく、その時その時に「到着した」、そのはじめのページのことをランディングページと呼びます。

「なーんだ、そういう意味なのかー」
「めっちゃ簡単やん」

と、ちょっとホッとした方も、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

「ランディングページ」って、一見難しそうですからね。
さすが暴れん坊将軍! これにて一件落着!ちゃんちゃん♪

ってなりそうですが、そうは問屋が卸しません(キリっ!)。

ちゃんちゃん♪と、簡単に収まらないのが、Web活用なのです。

● どこが難しいの?

最初に降り立つページが「ランディングページ」である。
ここまではいいですよね。どなたも疑問を挟む余地はないと思います。

LPの難しいところ。それは、お客様は「どのページに到着するかわからない」ってことなんです。どこに行こうと、行き先はお客様の自由。ということは、「どのページもLPになり得るもの」でなければなりません。

つまり、どこから来るかわからないお客様を想定して、Web内の導線をしっかりつなげておかなければいけないってことなんです。

あ、ランディングページって、いちいち書くのが長いので、ここからは「LP」と省略しますね。「LPってあったねぇ~」「懐かしいねぇ~」なんて思いを馳せていると、どんどん横道に逸れちゃうので、ここはきりっと前を向いて進んでいただきます。ついてきてくださいね!

● 楽しく例えてみよう!

ちょっとわかりにくいと思うので、LPちゃんを実際のお店にたとえて考えてみてください。

「トマトを買いたい」と言うお客さんがいました。でも、店構えが「レストラン」や「洋服屋さん」のようんだったら、そのお客さんはお店に入るでしょうか?

「NO」と答える人がほとんどでしょう。モノ好きなチャレンジャーなら好奇心に駆られてずんずん店に入っていくかもしれませんが、ノーマルな一般市民の多くは「ここにはトマト、なさそうだなぁ~」と勝手に判断して帰ってしまうでしょう。

もちろん、レストランに見えても、洋服屋さんに見えても、実際にトマトは売っているんです。入ってさえくれれば、美味しいトマトがあったのに…なんてお店の人は思うかもしれません。

でも、お客様の“見切り”は、とても早いもの。

店構え(=ページ)を見た瞬間に「あ、ここにはないな」「探していたのはここじゃない」と判断するのです。

実際に検索からきた場合、半分は直帰(1ページで帰ってしまう)してしまうのが一般的。お客様の心理は、とってもシ・ビ・アというわけです。

● SEOは気にするクセに・・・

多くの方は、検索エンジンに出てくる、出てこないということは、とっても意識されるのですが、残念ながら“その後 ”のことまで気にかけている人はとても少ないのが現状です。

でも、ただでさえ検索ヒット率が低い中小企業のWebサイト。

せっかく検索して訪れてくれた大切なお客様に、「あ、ここじゃない」と直帰されない工夫が、とってもとっても大切です。

ぜひ、この機会に「探していたのはこのページだ!」と言ってもらえるサイト作りに、力を注いで欲しいのです。

そのために必要なのは、何はなくとも日々の精進♪
前回お話した、「ABテスト」が有効になってくるのです。

LPちゃんに対して行う施策のことをLPO(Landing page optimization:ランディングページ最適化)といいます。

ランディングページを最適 にすることによって、直帰率を下げましょうと言うわけです。

● 直帰率を下げための強力な武器!

直帰率を調べるためには、久しぶりに登場!「あなちゃん」こと、GoogleGoogle Analytics(アナリティクス)の出番です。

まず、検索された結果を見て、直帰率の高いページを調べて、改善を行います。

改善されて、こちらの思うとおりに誘導できたら、その1ページは御社にとって重要な財産となるでしょう。

大手企業などは、製品がたくさんあると埋もれてしまうので、広告を出す時や、キャンペーン、プレスリリースをするときに、専用のランディングページを作ってしまうこともあります。

この時大切なのは、伝えたい内容を集約させ、「これだけ見てね!!」という“部分”だけを抜粋したページに仕上ることです。

興味がある方は、「ランディングページ」で検索してみてください。
色々な企業のランディングページが出てきます。

たくさん見ていくと「なるほど、こうやるのか」と、感覚がつかめると思います。ぜひ,その域に達するまで、あれこれ見せていただきましょう。

世の中には、タダで見放題な良いお手本がたくさん公開されているので、その気になりさえすれば、楽してスキルアップできるんですよ♪
ムリのない範囲で、がんばってみてください。

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