【 GoogleAnalyticsを導入してみよう】

第18回応用編　～日々の運用をちょこっと便利にするために＃2～

【目次】

【Step14】SNS経由のアクセスを解析する！

SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称です。
なーんて、説明から入ると、ヤケに難しく聞こえますが、要するにFacebookやTwitterなどのことです。

ブログは本来SNSではないのですが、アメブロなどはSNSの機能が追加され、アメブロ内でお友達とつながれるようになっていますね。

このように、各サービスが進化することによって、ブログと他のSNSの垣根がずいぶん低くなっているのが現状です。皆さんには、より大きな視野で「SNSとは何か」を捉えていって欲しいと思います。

改めて定義しましょう。SNSとは、インターネット上で社会的なネットワークを構築できるサービスのことを言います。一般には、接点を持つ人同士が、「友達」として登録しあい、お互いに交友関係を広げる形でネットワークを広げていきます。

皆さんも少しでも仕事の足しになればと・・・日々、SNSを更新している方も少なくないと思いますが、今回はその「効果のほど」をしっかり見てみようじゃありませんか！　という話なのです。

それでは、具体的な設定にいきますよー

［1］画面上のメニューの［レポート］を選択したら、画面左側のメニューの[集客]→[ソーシャル]→[サマリー]の順にクリックしてください。

「ソーシャル値」が表示され、丸いのと波々しているグラフが見えますが、まず注目いただきたいのは、左側の波々グラフです。

セッション数とコンバージョン数がわかるのですが、「あなちゃん」に慣れ親しんだ皆さんのことです。セッション数の方は、もうおわかりになりますよね。

そうです。正解です。総セッション数から、何セッションがSNS（ここでは「ソーシャルメディア」と呼んでます）から来たかですね。

わかりにくいのが、その下のコンバージョンだと思います。SNSを経由したセッションは、即座にコンバージョン（「目標の達成」という意味でしたね！）に結び付く場合もあれば、それがきっかけで後日、コンバージョンに至る場合もあります。

即座のコンバージョンをもたらした訪問は、右側のグラフの一番下「ソーシャルネットワーク経由の終点コンバージョン」というラベルで示されます。

一方、SNS直接訪問したときは、コンバージョンに至らなかったものの、同じユーザーがサイトを再び訪問してコンバージョンを達成した場合（早い話が「あとで来た」ってことね）は、右側のグラフの下から2番目「ソーシャルネットワーク経由のアシストコンバージョン」として表示されます。

SNSが収益に与えた影響を把握するには、アシストコンバージョンとラストクリックまたは直接のコンバージョンを、まるっと確認する必要があるわけです。

さて、左側のソーシャル値は、設定をしないと閲覧できないので、今回は省略しますが、概略だけちょこっとお伝えしますと、こちらは目標を設定すると、SNSを参照元とした訪問者が、ゴールのページに"どれだけたどり着いたか"を知ることができる機能です。

これはこれで有用なツールなので、機会があったら詳しくお話したいと思っています。

はい。では、本題に戻りましてーーー
"SNSを経由したユーザーがどこを見てくれたのか？"を確認してみましょう。

画面左側の一番下に赤枠で囲まれた「共有されたURL」という項目をクリックすると、右側に共有されたページのアドレス一覧が表示されます。

一番目に表示されたURLをクリックすると、「ランディングページ」というタイトルのページが表示されます。

その下をずずずーっと進んでいくと、どのSNSから訪問してきたのかを見ることができます。

サンプル画面では、Ameba、Facebook、Trackbacksの3項目が表示されています。表示されたリストのリンクをクリックすると、アメブロのどの記事から訪問されたのかが見ることができ、どの記事が人気なのかが分かります。

一生懸命書いたコンテンツは、みな一生懸命に読んでくれているはず・・・誰しも心のどこかでそう思っているものなのですが、こうやって数字でバシッとわかると、現実がよ～くわかりますよね。

苦労して書いた甲斐あって、こんなに見てくれているんだとなるか、あんなに頑張って書いたのに・・・となるのか?!

さぁ、新たな扉を開いて、確かめてみようではありませんか！！！

著者：高橋浩子・田井中友香
出版社: 日経BP社
出版日：2013年5月30日
価格：￥1,470