【 GoogleAnalyticsを導入してみよう 】

第20回 GoogleAnalyticsからアクションしてもらおう!

    【目次】
  1. 【Step16】アクセス状況の変化をつかむ

【Step16】アクセス状況の変化をつかむ

今まで「見たいなら見れば~」的なつれない態度を通してきた「あなちゃん」…。でも、ひとたび画面を開けば、親切丁寧にいろんなことを教えてくれました。

そんなちょっとツンデレなあなちゃんを、もっと面倒見のよいあなちゃんに変身させて、あなちゃんから「定期的に嬉しいお知らせを受け取る方法」をご紹介いたします。

あっちから教えてくれるなんて、まるで天国のようじゃありませんか!

今回使っていただくメニューは、「インテリジェンスイベント」でございます。

あぁ、なんだかこっちまでインテリになったき・ぶ・ん!

でも、そもそもインテリってなんだっけ?なんて方もいらっしゃると思うので、言葉の意味からおさらいしていきましょう。
ウィキペディアで検索してみると・・・

●インテリジェンス(英語: intelligence):
知能・知性や重要な事項に属する知識・情報のこと。知能的な働き全般や諜報活動のことを表すこともあり、この場合、従来日本では「諜報・情報」と翻訳してきたが、近年、カタカナ表記で「インテリジェンス」として使用されることが多い。

だそうです。

頭のいい人ってことだと思っていましたが、「諜報活動」って意味も持っているんですね。なんだかスパイのようですが、今回はあなたのアクセスログデータをしっかりあなちゃんに"スパイ"していただこうではありませんか!

さて、何をスパイしてもらえるのか?
早速スパイしてもらえるラインナップを見てみましょう!

[インテリジェンスイベント]→[サマリー]をクリック!

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/39.html

はい、こちらがインテリジェンスイベントの画面でございます。

画面のタイトルは、「インテリジェンスイベントサマリー」と書いてありますね。サマリーとは「要約」とか「まとめ」って意味です。IT関係ではよく登場する言葉なのでこの機会に覚えておきましょう。

さて、本日のテーマは、「アクセスログの変化をあなちゃんから教えてもらう」でした。そこで・・・

突然ですが、実践です!!!

「カスタムアラート」を作成し、1日のページビュー数が100を超えた時にアラートを記録し、メールで通知するように設定してみましょう。

画面上部にご注目ください。[自動アラート]と[カスタムアラート]の2つのタブがありますが、今回使うのは[カスタムアラート]でございます。

ちなみに「アラート」とは「警告」「警報」という意味。パソコンで間違った操作をしたときに「ピー♪」とか「プー♪」とか鳴ると思いますが、あれもアラートといいまーす。

はい、心の準備はいいですか?!

ここからは実践問題として、操作&機能の説明していきますので、ぜひ、皆さんもご一緒に、操作してみてくださいね。

[1][カスタムアラート]-[カスタムアラートの管理]をクリック!

[2]画面が変わったら、[+新しいアラート]をクリックします。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/40.html

[3]続いて基本項目を設定していきます。
それぞれの項目の意味は以下の通り。

  • 名前
    ここはカスタムアラートのラベリング(アラート名)なので、好きな文字を入れてください。
  • 適用
    対象としたいアクセス解析ログを追加できます。
    現在ログインしているものだけで良いならここは触らなくてOK!
  • 期間
    日・週・月が選べます。
    今回は、1日のページビュー数が100越えた時なので、日を設定しました。

[4]期間の下にある「このアラートが発生したときにメールで通知する」にチェックを入れてください。
チェックマークをつけると、[0個のメールアドレス]というプルダウンが表示されます。

[5]プルダウンをクリックすると、既にメールアドレスが登録されている場合はリストが、まだメールアドレスを登録していない場合は、[新しいメールアドレスを追加]ボタンが表示されます。

[6][新しいメールアドレスを追加]をクリックし、メールアドレスとラベルを入力してください。ちなみにラベルはアドレス帳の名前と同じなので、メールアドレスを識別できるものであればなんでもいいでーす。

[7]入力が終わったら、[OK]ボタンをクリックします。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/41.html

よろしいですか? では、続いて「アラートの条件」を設定していきます。

[8]まずは[適用対象]を設定します。すでに「すべてのトラフィック」が選択された状態になっていますが、今回は「ページビュー数が100を超えた」ときにアラートが鳴る設定にしたいので、ここはいじらず「すべてのトラフィック」のままにしておきます。

[9]続いて[次の場合に通知する]のプルダウンを設定します。
現在はセッション(ユーザー数)になっていますが、ここを「ページビュー数」に変更します。

[10]次に[条件]を設定します。「未満」「以上減少」「以上増加」など7つの選択肢がありますが、ここでは「超える」を選択してください。

[11]最後に[値]を設定します。
今回は、100を越える数なので、「100」と入力してください。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/42.html

これで、設定は完了です。
あとは、あなちゃんからのスパイ報告を待つだけ!です。
どんな報告がされるのか、楽しみに待っていてあげましょう。

ここでひとつ大事なことを。

設定が完了してしばらくは、コマメにあなちゃんの画面を見ていただけると思いますが、あまり代わり映えしないアクセスログにそのうち足が遠のき、さらにはまったく見なくなるーーーーーというのは、中小企業にはよくある話です。

でも、だが、しかしっ!
このアラート機能を設定しておけば、こちらの関心がたとえ薄れしまっても、アクセス状況の変化を即座に掴むことができるんです。だって、あっちから親切に教えてくれるんですから。

どんなときに役に立つかというと、たとえば、特定の商品がテレビで紹介された時だとか、芸能人の方がブログに御社の商品をいいと言ってくれた時、はたまたなんらかのイベントを打ったときなどです。

いつも細心の注意を払って、ネットの動きがチェックできればいいですが、そんな時間もマンパワーもないのが、中小企業のサダメです。自分たちだけでは、なかなかタイムリーに変化をキャッチすることは困難ですよね。

でも、そんな市場の変化を見過ごしてしまったのでは、ビジネスチャンスを手にすることはできません。

さらには、問い合わせが殺到して対応しきれなくなった。あっという間に在庫が無くなって、品切れ状態が続いてしまった・・・なんていうことになったら、それこそ目も当てられません。もったいないにも程があります!

そんなときでも、あなちゃんに目標のコンバージョン率などを設定しておけば、「そろそろ準備しときなさい!」と事前に教えてくれるので、品薄になった頃に在庫をしかと補充することもできるというわけなんです。

イベントなどで疲れたーと思っていても、あなちゃんからメールがあれば、あぁ、昨日がんばったかいがあったなーと感じるかもしれません。

「まさか、あなちゃんが在庫の心配までしてくれるとは思わなかった・・・」なんて思っている社長さん。ぜひあなちゃんを使いこなして、【Webは味方!】を実感してください。

そして、小さな変化も見逃さず、上手にキャッチして、この過酷な競争社会を乗り切ってくださいね。

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