【 GoogleAnalyticsを導入してみよう 】

第16回 キーワード検索や効果的な誘導サイトを調べよう(後半)

    【目次】
  1. 【Step11】サイトの中をどう動いているのかを見てみよう!
  2. 【Step12】サイトにどうやって訪れたのか?ユーザーの訪問経路を知ろう!

【Step11】前回見たユーザーの訪問経路、もーっと詳細がみたーい!

先週、外人のあなちゃんから、お客さんはどの経路を通ってやってくるのかを教えてもらいました。

今日はもう一歩突っ込んで、「ねぇねぇあなちゃん、本当はもっと知ってるんじゃないの??」と、探ってみたいと思います。

前回の画面を表示します。

「あなちゃん」にログインして、左メニューの[集客] ⇒ [サマリー]をクリックしてください。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/25.html

前回は、プライマリ・ディメンションを[上位のチャネル]に設定して説明しましたが、今回はちょっと目線を変えます。プライマリ・ディメンションを[上位の参照元/メディア]に設定してみましょう。

「はぁ? プライマリ・ディメンション??? なんのこっちゃ???」と思った方、前回もあなちゃんの「外人っぷり」を、わたしたちなりに解釈したのを、ぜひ思い出してみてください。

回顧 その1
そもそも「プライマリ・ディメンション」って何よ?
→「優先的側面」って直訳してみても、さっぱりわからんよねー
→ そうだ!「今すぐ見たい最優先項目!」ってなことにしておこう!

回顧 その2
つかさ、[上位のチャネル]って、さらっと言ってくれてるけど「チャネル」自体、あんまり使わなくない?
→チャネルはチャンネルではなく、「経路」って意味なのねー

ということで、「プライマリ・ディメンションの上位チャネル」は[今すぐ見たいランキング上位の訪問経路]\(^o^)/ってことで、落ち着いたのでした。

ほら、思い出せたでしょ(笑)

つまり、サイトに来てくれたお客さんが「どんなメディア(サイト)を見て来たのか」、その上位ランキングを今日は見てみたいと思います。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/26.html

さーて、画面上部の円グラフをご覧くださーい。

うーん、良い色合いだ・・・で終わらせないでくださいね。円グラフの隣の色別の項目を見てみると、Yahoo・Google・Direct・bing・rakuten・・・というように、検索サイトやポータルサイトが並んでいます。

円グラフは、Yahooが一番多くて約40%、続いてGoogleが30%という結果になっているのがわかりますよね。要するに、このサイトにとって、「Yahoo!が一番有効なメディアだ!」ということがわかるのです!

前回見えたのは、検索エンジンや、ソーシャルメディアからの誘導割合。今回見るのは、それぞれの参照元からの誘導割合。

検索エンジンが有効なの? それとも食べログやYahoo知恵袋が有効なの?という素朴な疑問が一気に解決。それぞれの効果が一目瞭然になっちゃうのです。

やっぱ、あなちゃんって、すごいわー♪

【Step12】サイトに到着したキーワードを知ろう!

さてさて、Yahoo!にしろGoogleにしろ、検索サイトから皆さんのサイトに到着した時、「どんなキーワードで調べてきたのか?」は、大いに気になるところだと思います。

特にSEO対策を行った方は、その費用対効果が出ているか?、真剣に知りたいはずです。

あっ! ここでちょっと注意ですが、
SEO対策の費用対効果とは、「対象となるキーワードが1位になったか?」

ではなく、

1位になったキーワードから「どれだけの訪問数があり」、そこから「コンバージョンがどれだけあったか」です。

またまた横文字が出てきてしまいましたが、コンバージョンとは「転換」の意味で、一般的には問合せ・資料請求・買い物などのアクションを起こしたときの割合をさします。要するに「サイトの訪問者が、あなたの会社のれっきとした"お客さま"に変わった瞬間」だと思ってください。

なぜ、キーワードが1位になっただけじゃダメなのか?
答えは簡単。だって、そのキーワードで1位になっても、お客様が一人も来てくれなかったり、誰も検索しないキーワードだったら、労力をかけた意味がないじゃないですか!

インターネットの世界はわかりやすい成果主義。あくまでも「成果」から費用対効果を考えてくださいね。

はい。話をもとに戻しましょう。
SEOの費用対効果を考えるために「想定していたキーワードから来ているか?」を確認する必要があります。

そのために使うのが、「オーガニック検索トラフィック」画面でございます。

「オーガニック」と言えば、有機野菜をイメージする人も多いと思いますが(特に女子)、検索の世界で使うオーガニックは「有料登録やスポンサー広告などを含まない検索結果のこと」です。自然検索やナチュラル検索とも呼ばれています。自然だからオーガニックなのかしら?(謎)

左メニューの[集客] ⇒ [キーワード]⇒ [オーガニック検索]をクリックしてください。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/27.html

画面下の方を見ていただくと、実際に到着したキーワードの一覧が表示されます。

注目していただきたいのは、キーワード別の「直帰率」です。

もし、想定していたのキーワードから、お客さんがサイトに来てくれているにもかかわらず、直帰率が高い場合(40%以上が目安)は、サイトのコンテンツがユーザーに受け入れられていないと考えた方がいいでしょう。

問題点としてよくあげられるのは、

  • 情報不足。ユーザーの求めるもの(情報や商品、サービスなど)が提供されてない
  • サイトのデザインに問題がある(テキストが読みづらいなど)
  • コンテンツが古く、多くの情報が役に立っていないと判断された

といったことです。

せっかくあれこれ時間をかけて探し出しても、到着したサイトが「とほほ」だったとしたら、検索した方も「ちぇっ・・・」って思いますよね。

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