【 GoogleAnalyticsを導入してみよう 】

第15回 キーワード検索や効果的な誘導サイトを調べよう(前半)

    【目次】
  1. 【Step9】サイトの中をどう動いているのかを見てみよう!
  2. 【Step10】サイトにどうやって訪れたのか?ユーザーの訪問経路を知ろう!

【Step9】サイトの中をどう動いているのかを見てみよう!

はい。では早速、「あなちゃん」にログインして、左メニューの[ユーザー] → [ユーザーのフロー]をクリックしてください。

おおーっ! 今まで見たことのないようなゴージャス感!!なんだか「分析してる~♪」って感じではないですか??

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/24.html

このページで分かるのは、

  • ユーザーがどういうページを見たか
  • ユーザーが通ってきたのは、どんな道筋なのか

です。

Webページにある画面サンプルを見てください。
「開始ページ」という縦一列の画面がありますね。それが一番最初に見てくれたページです。今回は5つのグループがあります。

これらをよく見て行くと、一番上の一番セッション数が多い開始ページは、そこからの離脱率も非常に高く、ほとんどが次ページに移動していないことがわかります。

つまり、これは検索エンジンからキーワードを引いて到着したものの、目的としていた内容ではないと判断し、ここで離脱しているのです。

ユーザーのフローでは、開始ページの下、2番目の接点を見ると、その横に違うページに飛んでいるのがわかります。これがユーザーの導線です。

横にスクロールして見えなくなったら、画面右側の→[+ステップを追加]を押してもらえば、どんどん次に閲覧したページを見せてくれます。

さて、縦の表示は閲覧数の多い順になっています。
各ステップで、訪問数が6位以下のページは、「(+○ページ)」のと、名前の項目にまとめて表示されます。そのため、6位以下の経路は追うことができません。

ユーザーフローは、主要な経路を手軽に分析する用途と割り切って利用するのが良いでしょう。

もし、6位以下のサイトもしっかりと読み解きたい場合は、画面左のメニューから、「ナビゲーションサマリー」を利用すると分析が可能です。
[行動] → [サイトコンテンツ] → [すべてのページ]を開き、上部のタブから、[ナビゲーションサマリー] を選択してください。

縦のランキングが最大500件まで表示できます。

【Step10】サイトにどうやって訪れたのか?ユーザーの訪問経路を知ろう!

ユーザーが、どこから訪問してきたのか? どうやってうちのサイトにたどり着いたのか? とーっても気になりますよね。

このサマリーを使うと、外部のどのWebサイトからリンクされているのか?
ブックマークや、メールマガジンなど、実際に皆さんのサイトの常連さんはどのくらいいるのか?など、素直な疑問を解決することができます。

左メニューの[集客] → [サマリー]をクリックしてください。

画面サンプルはコチラです。
analyticsキャプチャ画面
http://grow.system-assist.com/Google_Analytics/25.html

では、画面サンプルを見てください。
画面左上のプライマリ・ディメンションを見ると、[上位のチャネル]になっています。

でも、そもそも「プライマリ・ディメンション」って何?って思いますよね。「優先的側面」って直訳してみても、なんだか他人行儀だし…。
そこで、ここでは「今すぐ見たい最優先項目!」ってな感じで、ご理解いただければと思います。

その"今すぐ見たい項目"は、[上位のチャネル]が選択されている状態になっています。ついでに言うと、「チャネル」もあまり日常では使わない言葉ですね。「チャンネル」なら使いますし、「シャネル」もわかりますけど…。

「チャネル」とは「経路」という意味なのですが、[今すぐ見たいランキング上位の訪問経路]とでも訳していただくと、分かりやすいでしょうか。

もう、「あなちゃん」ったら、突然外人になっちゃって、妙な日本語を使うから、とっつきにくいのよね! って、まぁ、もともとアメリカ人なんですけどね(笑)

さてさて、上位の訪問経路で見せてくれるのは、以下の4つです。

  • Organic Search(検索から訪問した割合)
  • Direct(ブックマークや、メールマガジンなど、直接到着しているユーザーの割合)
  • Referral(どこかのサイトを経由して訪問した割合)
  • Social(ソーシャルメディアから訪問した割合)

です。おおー、見事なる外人仕様! このあたり、もうちょっと小粋な日本語訳をつけてくれると、有り難いんですけどね。次のバージョンアップではもう少し日本語が上手になってくれることを、切に願います。

このページ下部の棒グラフを見てください。
ユーザーはどこから来たか、平均の滞在時間や新規セッションの割合などが分かります。では、続いて棒グラフのタイトルをクリックしてみてください。

例えば、集客の[セッション]の[%表示された数字]をクリックすると、下に詳細の内訳グラフが見えるんです。

すごいでしょー♪ これで見ていくと、検索エンジンからの訪問数は直帰率が高いし、滞在数が短いのがよく分かります。

GoogleAnalytics(あなちゃん)は眺めているだけでは体感できません。
ぜひ、あちこち触ってその変化から、数字の意味を感じ取ってください。

「なるほど!」と思うものもあれば、「いやいや、なんかおかしいぞ?」と思うことに出会えるはずです。そして「おかしいぞ?」と思ったら、Web見直しのチャンス!でございま~す。

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